2015年2月21日土曜日

SPIKEとは


株式会社metapsによる決済サービスです。2014年4月から公開され、現在では登録事業者数が5万件にも及びます。


SPIKEは「テクノロジーによって、地球上のあらゆる価値をリアルタイムで交換できるようにする。」ということを目指しています。


筆者の見解になりますが、人が豊かな生活を送るためには、価値の交換手段におけるお金の比重があまりに高いと、お金を得ることが目的になり、お金に縛られてしまう。だからこそ技術によって他の価値交換の手段を提供しようとしているのではないかと感じました。

決済サービスであるSPIKEですが、現在日本の決済はどのようになっているのでしょうか?


SPIKEの革新的な決済手数料


下図のように、現在ECにおいての決済方法としてはクレジットカード決済が最も多くなっています。



このクレジットカード決済において、ECの売り手はクレジットカード決済導入費用や、決済ごとに手数料を支払っています。

この決済ごとの手数料はだいたい3から4%ほどかかっています。もし100万円の商品をクレジットカード決済で売り上げたら、売り手は4万円ほど差し引かれることになります。


しかし、今回取り上げるSPIKEというサービスはこの決済手数料が0円となっています。(一部規定あり)
驚愕の決済手数料0円であるSPIKEとは具体的にはどういったものなのでしょうか?


SPIKEの特徴


SPIKEの特徴として3点があげれます。
1.決済手数料が0円
2.簡単なアカウント登録
3.簡単な決済ページ導入


1は上記でも述べたように、クレジットカード決済などでは通常4%ほどが売上から差し引かれてしまいます。月額の決済利用料によっては手数料が発生しますが、基本的には0円で使用できるSPIKEのサービスは革新的なものです。


2に関してはFacebookやTwitterを利用している方ですと、そのアカウントでログインし、利用する事ができます。筆者も登録しましたが、数十秒で登録が完了しますし、登録方法も簡単でわかりやすいと感じました。
3は自分で使っているWEBサイトにSPIKEで作成した購入ボタンを設置できるというものです。

このように便利なサービスを提供していますが、収益はどのようにあがっているのでしょうか?


SPIKEはマネタイズ


現状では以下の点かと思います。
a月額無料分の超過決済額
b有料モデル利用者の月額料(3000円)
c早期支払いサービス


cの早期支払いサービスは2/5に開始されました。
これは資金繰りが問題になりやすい中小、零細企業にとって助けになるサービスではないかと思います。有料モデル利用者が更にオプションとして追加することになります。


現状ではマネタイズがどれほどできているのかわかりませんが、今はまだ登録事業者をどんどん拡大していく期間なのかと思います。

手数料を最終的には完全に0円にすることを目指しているようなので、どのように収益をあげていくのか今後も注目です。

おまけ


最近では運営会社のメタップスが大型資金調達や、その際にメタップス社長の佐藤さん投稿の「現実を直視しながら理想を持ち続けることの難しさ、人生の『賞味期限』」でも話題になりました。是非みなさんに一度読んでみていただきたいです。


また、メタップスの沿革については調べるおさんの「43億円調達で新たなステージに登っていくメタップスの沿革を改めて描いてみた」が非常にわかりやすくまとまっています。

こちらの内容に何かあれば指摘していただけますと嬉しいです!


参考