Transferwiseとは、London生まれのP2P送金サービスです。
海外送金には通常、数千円の手数料がとられますが、このTransferwiseを用いれば送金に手数料がかかりません。
以前から注目されていたTransferwiseですが、今年に入ってAndreessen Horowitzなどの有力VCから資金調達を行いました。
現在まで$4.5Bが取引され、昨年は春季のみで$1.5Bの取引があったといわれています。
この取引によって、銀行の介入手数料は2億以上減少しています。
また、2/17にはアメリカ版Transferwiseをリリースし、さらなる利用者拡大が見込まれます。
そんな順調に伸び続けるTransferwiseはどのくらいに資金調達を行っているのでしょうか。
Transferwiseの資金調達
(参考)Crunch Base
この資金調達元には上述したAndreessen Horowitzをはじめ、Londonに拠点を持つSeedcampやファンド規模$550MのIndex Ventures など欧州屈指のVCも出資しています。
今回の資金調達によって、Transferwiseはユニコーンクラブの仲間入りをしたのではないかといわれています。つまり、1000億円以上のバリエーションがついたのではないかと言われています。
アメリカのユニコーンクラブについては下記が参考になります。
それでは、これだけの評価を受けるTransferwiseとはどういったサービスなのでしょうか。
Transferwiseのサービス内容
従来の送金には高い手数料を銀行を経由する際に取られていました。
これらは銀行を介し、交換を行うため、高い手数料が発生していましたが、Transferwiseを使えば送金手数料がかかりません。
従来の送金では他国への送金の際に銀行を介入する必要が有りました。
Transferwiseの仕組みを簡単に理解するために、4人の登場人物で整理します。
①A国からB国へドルを送金したい人
②B国からA国へドルを送金したい人
A国からB国へ送金すると銀行を介してしまうため手数料が必要です。
ですので、各国の中で送金を完結させます。
つまり、①と③をつなげ、②と④をつなげます。
Transferwiseはプラットフォームとして機能します。通貨を送金、交換したい際に、逆の動きをしたい人をつなぐことによって送金手数料をなくしています。
Transferwiseの仕組みを簡単に理解するために、4人の登場人物で整理します。
①A国からB国へドルを送金したい人
②B国からA国へドルを送金したい人
③B国からA国でドルを受け取りたい人
④A国からB国でドルを受け取りたい人
A国からB国へ送金すると銀行を介してしまうため手数料が必要です。
ですので、各国の中で送金を完結させます。
つまり、①と③をつなげ、②と④をつなげます。
Transferwiseはプラットフォームとして機能します。通貨を送金、交換したい際に、逆の動きをしたい人をつなぐことによって送金手数料をなくしています。
下記の図のように同じ地点のA、Bがいます。
Aはユーロがほしい。一方でBはドルがほしい。
そんな二人をプラットフォームとしてつなげることで、実際にはお金の移動を行わずに両者は欲しい通貨を手に入れる事ができます。
このようなマッチングを行うことによって送金手数料をなくすことに成功しました。
おまけ
このサービスは元Skype社の社員だったTaavet Hinrikus氏は本国の家族へ仕送りをしていました。
その際に共同創業者となる友人との会話の中で、自分たちと同じような経験をしている人がつながることができれば送金に手数料がかからなくなるということを考えつき、創業にいたったようです。