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以下の今年1月のブログポストでは、ビットコインは1975年におけるパーソナルコンピュータ、1993年のインターネットと同じようなものだと唱えている。
この他にも、つい一昨日は得意の連続ツイートで、ビットコインについてアツく論じていた。Eventually mainstream products, companies and industries emerge to commercialize it; its effects become profound; and later, many people wonder why its powerful promise wasn’t more obvious from the start.What technology am I talking about? Personal computers in 1975, the Internet in 1993, and – I believe – Bitcoin in 2014. - Mark Andreessen, on "Why Bitcoin Matters"
13/Between Apple Pay & Bitcoin, I predict more changes coming in financial services & banking in the next 3 years than in the last 20 years.
— Marc Andreessen (@pmarca) 2014, 10月 7
では実際マーク・アンドリーセン率いるベンチャーキャピタルAndreessen Horrowitz(a16z)ではどういったビットコイン銘柄に入れているのか、気になって調べてみた。
発表されているのは3件ほどと意外と件数は少なかったが、「これまでに"$50M以下"程度の資金をビットコイン関連スタートアップに投資している」と発表しており、今後も更にアクティブにビットコイン関連投資先を探していくとしている。
Coinbase
Coinbaseは、世界で最も使われているビットコインウォレットのひとつ。Coinbase上でビットコインを売り買いし、支払いもできる。現在170万人以上が登録している。2013年12月に発表された時点で60万人、その前の5月には13万人だったことから順調にユーザーベースを伸ばしている事が分かる。ECサイトなどビジネス向けにビットコイン決済ツールとしても提供していて、エクスペディアなど3万6000の事業者が登録している。
つい先月にはヨーロッパ13ヶ国にも対応する事を発表した(イタリア・スペイン・フランス・ベルギー・オランダ・オーストリア・キプロス・フィンランド・ギリシャ・ラトビア・マルタ・ポルトガル・スロヴァキア)。ヨーロッパは各国によってビットコインに対する規制が異なるため、進出をためらっていたそうだが、現地の金融機関をうまく説得し今回の進出に結びついたようだ。
残念ながら売買に関しては日本は未対応。
Coinbaseでは、ビットコインの売買一回ごとに両替金額の1%、口座手数料として15セント徴収する。
もともとYC12Summer出身のスタートアップで、a16zは2013年12月にシリーズBで$25M出資している。ファウンダーの2人はそれぞれAirbnbとGoldman Sachs出身。
TradeBlock
ビットコイン向けの情報は未だ技術者向けのものが多いが、TradeBlockはそれをシンプルに分かりやすく伝えようとしている。ビットコインマーケット情報などの配信、リサーチパネルの提供など、ビットコイン市場のBloombergを創ろうという試み。
こちらもYC14Winter出身のスタートアップで、2014年7月に$2.8Mのシードラウンドを調達しており、a16zがリードインベスター。Citibankなどで働いていたSchvey兄弟がファウンダー。
類似サービスとしては、500 Startupsなどが出資しているCOINALYTICS、BlockChain.info等がある。
こちらもYC14Winter出身のスタートアップで、2014年7月に$2.8Mのシードラウンドを調達しており、a16zがリードインベスター。Citibankなどで働いていたSchvey兄弟がファウンダー。
類似サービスとしては、500 Startupsなどが出資しているCOINALYTICS、BlockChain.info等がある。
Ripple
厳密に言うとビットコインではないが。
リプルは、ビットコインとは別の暗号通貨を用いた新たな取引プロトコル(単位はXRP)。ビットコインは通貨であるが、リプルはお金の貸し借りの移し替えとその清算機能を提供するシステム。簡単に言うと、現在の銀行預金システム(銀行預金は誰かが預けたお金を他の誰かに付け替えしているという点で)のリプレイスのような形。
ビットコインの場合は、発掘されるごとに徐々に増えていき上限は2100万と決まっているが、リプルの場合は最初から1000億のリプルが存在し、取引がされるごとに徐々に減少していく、らしい。
2013年4月のシードラウンドでの出資。a16zの出資翌月にGoogle Venturesも出資している。
リプルはそれだけをテーマにひとつ記事が書けそうなのでまたの機会に深堀りします。
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まだまだ分からない事だらけなビットコインだけど、書く事を通じて勉強していきたい。
よろしくお願いします!
リプルはそれだけをテーマにひとつ記事が書けそうなのでまたの機会に深堀りします。
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まだまだ分からない事だらけなビットコインだけど、書く事を通じて勉強していきたい。
よろしくお願いします!
http://www.coindesk.com/andreessen-horowitz-2-8-million-funding-tradeblock/
http://www.aheliotech.com/blog/coinbase-raises-25m-led-by-andreessen-horowitz-to-build-its-bitcoin-wallet-and-merchant-services/
http://www.crunchbase.com/organization/ripple-labs